「たしかにそうですね。
勝たないと意味ないです。
野球は、結果が全てです。
どれだけ練習をがんばっても、いくら良い試合をしても、負けたらそこで終わりだ」
「ちょっと何言ってんの?」
「みどり、いいから」
予想外にみのるのお父さんに同意し始めたパパに思わず反論したら、ママにまた止められる。
いいって言ってったさぁ、同意してどうするよ。
みっともなくなんてありません!とか、勝っても負けても一生懸命やったらそれでいいじゃないですか、とか、みのるのフォローしてあげる場面じゃないの?
そう思ってひき止めたんじゃないの?
「はぁ......」
ほら、そうくるとは思わなかったのか、みのるのお父さんまで呆気に取られている。
「負けたらそこで終わりだからこそ、今、息子さんは必死に踏ん張ってるんじゃないんですか?
みんな同じだ、誰一人手を抜いてるやつなんていない。
みっともないと思うのは自由ですが、最後まで見てから決めてください。最後まで......、見てあげてください」
口調こそいつものように柔らかいものだったけど、強い意思を秘めたパパの目を見て、みのるパパは気まずそうに顔をふせ、ため息をつく。
それから、無言で先ほどと同じ位置に戻ってきて、静かに腰を下ろした。
勝たないと意味ないです。
野球は、結果が全てです。
どれだけ練習をがんばっても、いくら良い試合をしても、負けたらそこで終わりだ」
「ちょっと何言ってんの?」
「みどり、いいから」
予想外にみのるのお父さんに同意し始めたパパに思わず反論したら、ママにまた止められる。
いいって言ってったさぁ、同意してどうするよ。
みっともなくなんてありません!とか、勝っても負けても一生懸命やったらそれでいいじゃないですか、とか、みのるのフォローしてあげる場面じゃないの?
そう思ってひき止めたんじゃないの?
「はぁ......」
ほら、そうくるとは思わなかったのか、みのるのお父さんまで呆気に取られている。
「負けたらそこで終わりだからこそ、今、息子さんは必死に踏ん張ってるんじゃないんですか?
みんな同じだ、誰一人手を抜いてるやつなんていない。
みっともないと思うのは自由ですが、最後まで見てから決めてください。最後まで......、見てあげてください」
口調こそいつものように柔らかいものだったけど、強い意思を秘めたパパの目を見て、みのるパパは気まずそうに顔をふせ、ため息をつく。
それから、無言で先ほどと同じ位置に戻ってきて、静かに腰を下ろした。


