「帰られるんですか?」
みのるのお父さんがその場から離れようとしたとき、唯一ひき止めたのはあたしのパパだった。
さっきあたしがみのるパパに文句言おうとしたときは止めたくせに、今さら何だっていうの。
「パパ?ほっときなよ」
「パパに任せとけばいいから」
文句ばっかりだし何言ったってムダだと思うんだけど。
ママがいいっていうから、しばらく成り行きを見守ることに。
「もう負けるでしょう?
負ける試合なんて、見ても意味がない」
「なっ......っ」
まさかひき止められるとは思わなかったのか、一瞬驚いてたみたいだったけど、すぐに顔をしかめたみのるのお父さん。
あまりの暴言にまた口を挟みそうになったけど、あたしが言葉を発するよりも早くパパは毅然と言い返した。
「まだ負けてません」
「......もう見てられないんです。
こんな、みっともない......」
口を開けば苛立つことばかりだったけど、そう言うみのるパパは呆れてるというよりも、どこか苦しそう。
みのるのお父さんがその場から離れようとしたとき、唯一ひき止めたのはあたしのパパだった。
さっきあたしがみのるパパに文句言おうとしたときは止めたくせに、今さら何だっていうの。
「パパ?ほっときなよ」
「パパに任せとけばいいから」
文句ばっかりだし何言ったってムダだと思うんだけど。
ママがいいっていうから、しばらく成り行きを見守ることに。
「もう負けるでしょう?
負ける試合なんて、見ても意味がない」
「なっ......っ」
まさかひき止められるとは思わなかったのか、一瞬驚いてたみたいだったけど、すぐに顔をしかめたみのるのお父さん。
あまりの暴言にまた口を挟みそうになったけど、あたしが言葉を発するよりも早くパパは毅然と言い返した。
「まだ負けてません」
「......もう見てられないんです。
こんな、みっともない......」
口を開けば苛立つことばかりだったけど、そう言うみのるパパは呆れてるというよりも、どこか苦しそう。


