プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「高田っちの孫がキャプテンで、みどりのチームメイトで?で、俺とあみの娘と、マサの息子が付き合ってて?......混乱してきた。

いやでも、キャプテンの方いかなくてまだよかった。
もし先生の孫と結婚ってなったらと思うと、......考えるだけで恐ろしい」


一輝くんで良かった、良かったのか?とか、なにやらブツブツ言い始めたパパ。

高田っちどんだけ恐れられてんのよ。

ごめん、それ実は元カレだわ、とはとても言える雰囲気じゃない。

良かった、一輝くんが高田っちの孫じゃなくて。


「そういえば、さっき三浦に会ったよ」

「三浦って、あの生意気なキャッチャーの三浦?」

「そう、すぐどっか行ったけど」


キャッチャーの三浦?
あたしは知らない人だよね、たぶん。

挙動不審なパパを大して気にも留めず、唐突にそんなことを言い出した一輝くんパパの言葉をきっかけに、二人してなんだかよく分からない昔話を始めて、勝手に盛り上がり始めた。

ママもたまにそれに参加してたけど、率先して加わることはなく、あたしたち女は完全においてけぼりで。


「先生に挨拶してこよう」

「そうだな」


おいてけぼりにしたと思ったら、なぜかそういう方向にまとまったらしく、一輝くんパパの提案にうちのパパもすぐに賛成する。


「いってらっしゃーい」


ママたちもそれについていったので、後ろ姿に手をふった。あたしも後で挨拶行こっと。


パパたちの様子をなんとなく目で追っていると、げっとか言ってたわりには、嬉しそうに話している。

あ、げって言ってたのはパパだけか。

まあどっちにしろ、口では色々言われつつも、なんだかんだ慕われてんだよね、きっと。