プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「で?ここから見たらいいの?」


部員のご両親はほとんどここらへんで見てるし、グラウンドにも近いから見やすいんじゃないかと案内したけど、特に決まりがあるわけじゃない。


「んー、どこでもいいけど、部員のお母さんたちは大体ここらへんで......、あ!高田っちきてる」


周りをキョロキョロしながら、隣にいたパパに聞かれたことに答えていると、少し離れたとこに高田っち発見。

腰が痛いとかで最近見てなかったけど、きてくれたんだ。
て、そりゃくるか。敦士いるもんね。


相変わらずのグラサンに、腕を組んだジャージ姿はガラが悪い。......元気そうでなにより。


「え?......げ!高田っち」


一人言のようにつぶやいた言葉に、予想外の反応を見せるパパ。あたしが見ていた方に目をやると、なぜかパッと目を背ける。


「?知り合いなの?
しかも、げって。なにその反応」

「パパたちの高校の時の野球部の先生。
みどりこそ何で知ってるの?」

「うちのキャプテンのおじいちゃんで、よくノックとかきてくれてるから。
てか、パパたちの顧問だったの?すごい偶然」


あたしの知り合いってことに驚きながらも、パパは目が合わないように必死で下を見ている。

なぜかママも同じような反応だし。


そういう反応になるのも分かるけどさ。
あたしも中学の時のソフトの顧問とかに今あったら、気まずいもん。


一輝くんパパはちょっと違った反応で、変わってないなって読めない表情でつぶやいただけ。


高田っちを知らない一輝くんママだけが、先生なのねーとぽかんとしている。