プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「これからは俺がキャプテンとして、厳しく指導していく。俺は中学の時にも、キャプテンとしてチームを全国に連れていってるから、安心しろ」

「ちょっと。いきなりきてキャプテンって、それはないんじゃない?

大体ねぇ、キャプテンは一輝くんって決まってるの。
なんでアンタが......」

「みどり先輩、よかよ。
俺はそこまでキャプテンには興味なかとです。
それに、こがんことは、俺よりも敦士先輩の方が向いてそうやけん」


全国いってるんだかなんなのか知らないけど、一輝くんが作った野球部なのに、いきなり敦士がキャプテンなんて。

と口をはさもうとしたけど、当の本人の一輝くんがあたしをとめる。


「でも......」


一輝くんはいいって言ってるけど、それでもいまいち納得できずにいると、敦士は全員の顔を見てにらみをきかせた。


「......おい、返事はどうした?」

「.....は、はい」

「声がちいせぇ!やる気あんのか、お前ら」

「は、はい!!!」


......え。

いきなり甲子園を目指すというとんでもない発言をした、今日きたばかりのチャラ男。

こんなやつの発言に従うなんてあり得ないはずなのに、敦士の気迫に負けて、腹から声を出した部員にあたしビックリ。


ね?とウインクする一輝くんに、さすがのあたしも認めざるを得ない。

敦士の方がキャプテン向いてそうだ、と。