プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

チャラい茶髪パーマはいつもと同じだけど、今日はピアスもしていないし、体育の時の紺色のジャージを着ていた。


「敦士......、そんなこと言いにきたの?」


見にこいとは言った、言ったけどいきなりムカつくことを言い出した敦士をにらむ。

そんなあたしとは違って、一輝くんは嬉しそうだ。
ノックを打つ手を止めて、敦士に笑顔を向ける。


「敦士先輩!来てくれたんですか?」

「まぁな。
......バット貸せ、俺が打ってやるよ。
一輝もさっさと守備位置入れ」


いきなりきてノックを打つという敦士に、ダーリンは笑顔でバットを渡し、キャッチャー用の防具を部室にとりにいった。

内心あきれながらも敦士にボールを渡すと、敦士はいきなりカァンとジャストミートで際どいとこに打っていく。


「ファーストどうした!目つぶってとれるわけねぇだろ!

サード!捕れねぇなら、せめて前に落とせ!後ろにそらすなよ!体で受け止めろ!

他のやつもゼンゼン声出てねぇぞ!
自分のとこに球来てない時も声出せよ!基本だろうが!」


バットを持ったとたんに、いつものチャラATSUSHIとは別人のように、熱血野球少年というか鬼監督?に豹変した敦士。

なにこいつ、二重人格?