プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

翌日の放課後。

部員も増えてきたので、それぞれ守備位置につきノックをしていた。

ノックを打つ一輝くんに、ボール渡しをするマネージャーのあたし。


ようやく野球部らしくなってきたんじゃない?


「わー!ごめん!」

「よかよ、いちいち謝らんでいいから、すぐ次考えて!」


んー......、せっかく形になってきたというのに、イマイチピリッとしない。


ボールを後ろにこぼしまくるサードに、ボールがくるたびに目をつぶるファースト。

セカンドは動き悪いし、ショートは自分に打球飛んでこないときにぼさっとしすぎ。


下手なのは仕方ない、仕方ないにしてももうちょいなんとかならないの?


「おいおい、ド下手ばっかりじゃねぇか。
こんなんでマジで甲子園行く気かよ?」


まあ同意だけど、人から言われると腹が立つ。

突然後ろから聞こえたきた声に振り向くと、予想していた通りのやつだった。