プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

コンコン、とドアをノックする音が聞こえて、一気に集中が途切れる。


「どうぞ~」


返事をしながら、明日のための予習をしていた英語の教科書から顔を上げ、スマホを見ると、すでに十時近い。

いつのまにかあれから一時間近く経ってたんだ。

お守りを作り終えて、自分の部屋に戻って、数学の課題と英語の予習をやっていたら、もうこんな時間。

裕貴もランニングから帰ってきたのか。


「アンタがノックするなんて、めずらしいね。
いつもなら勝手に入って......、!?」


スマホをいじりながら話していたけど、ふと顔を上げて、入ってきた人の顔を見たら、言葉を失ってしまった。

てっきり裕貴だとばかり思っていたら、......違ったから。