本当は、今日、キスされることを望んでた。
本当は、別れた後もあのときも、過去形じゃなくてまだ好きだって、そう言ってくれることを望んでた。
本当は、いつだって、一輝くんを望んでた。
だけど聞きたい言葉はいつも返ってこなくて、それどころかひどい言葉ばかりの一輝くんに苛立って、憎んでみたりもした。
それでも、本心から一輝くんのことを嫌いになれるわけなんてなかったんだ。
だってあたしは、一輝くんのことが......。
もう、隠せない。
自分でさえ気づかない振りをしていた本心を、この弟にだけは隠しきれないことを悟ったあたしは、手に持つだけ持っていた針を針山に差し、作りかけのお守りをテーブルの上に置いた。
「分かった、......認める。
あたしは一輝くんが好き、別れてからもずっと好き、今でも愛してる。
友だちなんて生ぬるい関係ならいらない。
あたしは、一輝くんが、一輝くん自身がほしいの!」
たとえ、お互いに高めあって心から信頼できるような幼なじみとの真実の愛が目の前にあったとしても。
自分を押し付けるだけで相手を傷つける、そんな低俗で子どもじみた恋のためなら、真実の愛も輝かしい未来も全て投げ出す。
実際にあたしはそういう女、裕貴の言うように、理性も自制心のかけらもない。
本当は、別れた後もあのときも、過去形じゃなくてまだ好きだって、そう言ってくれることを望んでた。
本当は、いつだって、一輝くんを望んでた。
だけど聞きたい言葉はいつも返ってこなくて、それどころかひどい言葉ばかりの一輝くんに苛立って、憎んでみたりもした。
それでも、本心から一輝くんのことを嫌いになれるわけなんてなかったんだ。
だってあたしは、一輝くんのことが......。
もう、隠せない。
自分でさえ気づかない振りをしていた本心を、この弟にだけは隠しきれないことを悟ったあたしは、手に持つだけ持っていた針を針山に差し、作りかけのお守りをテーブルの上に置いた。
「分かった、......認める。
あたしは一輝くんが好き、別れてからもずっと好き、今でも愛してる。
友だちなんて生ぬるい関係ならいらない。
あたしは、一輝くんが、一輝くん自身がほしいの!」
たとえ、お互いに高めあって心から信頼できるような幼なじみとの真実の愛が目の前にあったとしても。
自分を押し付けるだけで相手を傷つける、そんな低俗で子どもじみた恋のためなら、真実の愛も輝かしい未来も全て投げ出す。
実際にあたしはそういう女、裕貴の言うように、理性も自制心のかけらもない。


