プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「師匠~!師匠待ってくださいよ~!
一緒に帰りましょうよ~、無視しなくてもいいじゃないですか」


わき目もふらずに駅に向かって早歩きしているあたしにまとわりついているのは、合コンで会ったどM男の森村。

最悪なことに、こいつ春から入ってきた新しい部活の後輩。


ようやく元カレメガネからの粘着行為から解放されたかと思えば、四月からはまた別のストーカーにあっている。


「部活以外で話しかけてくるなって言ってるでしょ」


同じ高校とはいってたけど、同じ部活に入ってくるとは思わなかった。高校では野球やるつもりないっていってたくせに。


「ていうか一緒に帰るもなにも、アンタチャリ通、あたしは電車。物理的に無理でしょ」

「駅まで送らせてください!
お荷物お持ちします!」


今日もいつものように冷たくあしらってるにも関わらず、めげないストーカー、というか下僕?

駅までって、五分もないんだけど?

あたしのカバンを持とうとしてくるので、断固死守する。


「自分で持てるから結構」

「そうですか!わかりました。
じゃあ肩組んでもいいっすか」


あっさり納得したかと思えば、ニコニコしながら、あたしの肩に手を伸ばしてきたので、ひじうちで阻止。

じゃあ、の意味が分からない。


「ダメに決まってるでしょ、マジふざけんな」