プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「一輝くんあのっ、ごめんね!」

「分かっとうよ、みのる先輩から全部聞きました!
俺も一方的に責めたりしてごめん」


あたしたちはグラウンドの隅で一定の距離を保ちながらも、こんなに大きい声出さなくても聞こえるでしょってくらいの音量でどちらも声を張り上げる。


「ぜんぶ......?みのるから......?」

「はい、気づかなくてごめんなさい、色々。
だけどやっぱり正直に話してほしかったし、俺を一番に頼ってほしかったけん傷つきました」


全部ってどこまで話したんだろう。
全部って言ってるんだから、全部なんだろうけど。

言わなくていいって言ったのに。
なんとなくそうしちゃうような気はしてたけど、本気で言ったんだ。


「そうだよね、ごめん」

「過ぎてしまったことはもうよかです、俺も悪かったしみどり先輩の気持ちも分かります。
それに俺は、あんなことがあったけど、やっぱり......」


やっぱり......?

そこまで言ってなかなか先を言おうとしない一輝くんに、再び宣告を待つ気分。

やけに真剣な表情のまま、うつむいてしまった一輝くんにじれて、あたしの方から先に行動を起こしてしまった。