プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「そんな理由じゃ納得できねーよ。
つーか、認めねーから」


学校中から軽蔑されてるあたしをまだ引き止めてくれるのは嬉しいけど、もうこれ以上がんばれない気持ち続かない。

敦士の言葉に無言で首を横にふる。
続ける気はないと。


「あの、私もよく分からないけど......、ほんとに一輝くんはにっしーのこと嫌いになったのかな......?
ケンカしちゃっただけで、嫌いになってはいないんじゃない?だってあんなに仲良しで、お互い好き合ってたのに、そんなに簡単に嫌いになるものなの?」


緊迫した様子のあたしたちの顔色を伺いながらも、はっきりと発言した理穂に、そうだよと小さくつぶやく。

あたしだって信じたくなかったけど、実際連絡もくれないし、話どころか目も合わせてくれないんだから、そう思うしかないじゃん。


「お前らのことはわかんねーから、もうそれでいいや。

つまりお前はそれでやめるってこと?
俺らには散々逃げんな戦えって言ってやる気にさせたくせに、お前は男とちょっともめたぐらいで辞めんの?」


あたしを責めるような口調の敦士に、責められても仕方ないとはいえ、その内容には同意できない。

ここまでくると、ちょっともめたどこの騒ぎではない気がする。


「そういうことになる......、かな。
あたしがいない方が平和になるし、みんなで甲子園目指してがんばっ」

「ふざけんな!!
にっしー抜きで甲子園行ったって、嬉しくねーよ!」


人が話してる最中に、一階まで聞こえてんじゃないかってくらいの声を急に出してきた敦士に、あたしも理穂もびくっとなってしまった。

動じてないのは、ニヤニヤと高見の見物をしている秀だけ。