プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「一輝くんが何考えてるかは俺にはよく分からないから、そこはノーコメントにしとく。
それ以外の部分で言わせてもらうと、この年で最愛の人を決めるのは早すぎるんじゃない?
これから、一輝くん以上に好きになれる人が見つかるかもしれないよ」


一輝くん以上に......?

実際あたしたちまだ高校生だし、秀の言ってることが正しいんだろうけど、そうだねとは言えなかった。


初めて会った時から一輝くんが大好きで、一緒にいるとすごく幸せで、一輝くんがあたしの全てだった。

それが、高校生の若さゆえの思い込み、ただのよくある恋のひとつだったなんて思えない。


いや......、でも......、実際ダメになったわけだし、その通りなのかな。

もしもあたしたちが運命なら、心から愛し合っていたなら、こんなことでダメになったりしなかったはず。

そう、なのかな......。


「お友だち来てるけど、どうする?
入ってもらってもいい?」


考え込んでいると、コンコンとノックの音の後に、ドア越しに秀のお母さんの声が聞こえてきたので、あたしたちは瞬時にお互いから距離をとる。


「友達?みどりいい?」


秀は不思議そうな顔をしてからあたしに確認をとると、入ってもらってー!と部屋の中から叫んだ。