「......そうかもね。そう、だね。
でも、失った。よくばりすぎて、全部なくなった」
一輝くんも失いたくない、みのるとも友達でいたい。
一輝くんとみのるにもいい関係でいてほしい、甲子園にも行きたい。
ほしがりすぎて、結局最後には全部失ってしまった。
「一輝くんから拒絶されて、みのるにも失望された。
友達も去っていったし、学校中から軽蔑されて、自分の誇りさえも失ってる。
もう耐えられないよ、こんなの。
月曜からまた学校にいくのが、こわい......」
あたしは甘かった、甘かったんだ。
自分は強いと勘違いしてた。
今まで誰に何言われても平気だと思ってた。
だけどそれは、一輝くんがいてくれたから、周りに友達がいてくれたから。
みんなに失望されて、見下されて、孤独でみじめな高校生活でも、ひとりでも強い自分でいられるわけがなかったんだ。
「俺がいる」
もう上っ面さえも強い自分でいられなくなっているあたしの上から降ってきた幼なじみの声。
やつは、あたしの両腕をつかみ、顔を上げさせた。
情けない顔してるだろうから嫌なのに。
それでも、秀は強引に前を向かせると、あたしとしっかりと目を合わせる。
「何があってもみどりの親友だし、俺はいつでもみどりの家族だ」
でも、失った。よくばりすぎて、全部なくなった」
一輝くんも失いたくない、みのるとも友達でいたい。
一輝くんとみのるにもいい関係でいてほしい、甲子園にも行きたい。
ほしがりすぎて、結局最後には全部失ってしまった。
「一輝くんから拒絶されて、みのるにも失望された。
友達も去っていったし、学校中から軽蔑されて、自分の誇りさえも失ってる。
もう耐えられないよ、こんなの。
月曜からまた学校にいくのが、こわい......」
あたしは甘かった、甘かったんだ。
自分は強いと勘違いしてた。
今まで誰に何言われても平気だと思ってた。
だけどそれは、一輝くんがいてくれたから、周りに友達がいてくれたから。
みんなに失望されて、見下されて、孤独でみじめな高校生活でも、ひとりでも強い自分でいられるわけがなかったんだ。
「俺がいる」
もう上っ面さえも強い自分でいられなくなっているあたしの上から降ってきた幼なじみの声。
やつは、あたしの両腕をつかみ、顔を上げさせた。
情けない顔してるだろうから嫌なのに。
それでも、秀は強引に前を向かせると、あたしとしっかりと目を合わせる。
「何があってもみどりの親友だし、俺はいつでもみどりの家族だ」


