プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「俺よりもみのる先輩を好きになったなら、はっきり言ったらいいじゃないですか」


もうだめだ、本気で終わる。

みのるとのことは墓場まで持っていく覚悟をしたけれど、このまま黙ってたら本気で一輝くんと終わってしまう。


みのるごめん、あたし一輝くんを失いたくない。

全部打ち明ける覚悟をして、ぎゅっと拳を握ってから、重い口を開く。


「違うの。
一輝くん聞いて、全部話すから。

さっきのは、あの中学の時の元カレで、でも今は全然関係なくて。それであたし、みのると......」


変にあせって支離滅裂になりながらも、なんとか話をして。

キスしたの、その一言がなかなか言えずにうつむく。

ようやく言う決心をして、顔をあげると。


「......よく分かりました。
もういいです、聞きたくない」


一輝くんはあたしの前から消えていた。


分かったと言った一輝くんは、駅とは反対の方向に走っていく。

......まだ何も話してないのに。


そうおもったけど、だけど。

追えなかった、追えなかったんだ。