あたしたちの言い争いを無言で聞いていた一輝くんは盛大なため息をつくと、元カレの方に視線をやった。
「......すみません、帰ってもらえますか。
みどり先輩と二人にしてください」
固い表情の一輝くんに自分の勝利を確信したのか、元カレメガネは満足そうに笑うと、大人しく自転車に乗って帰っていった。
本当は一輝くんにすぐに弁解しないといけないんだろうけど、何を言っていいのか分からず、あせるばかり。
いつもの駅の方向へと、無言で足を進める一輝くんの雰囲気が重くて、声をかけられない。
「......彼氏の友達に、心変わりを?」
ようやく口を聞いてくれたけど、あたしの方を全く見てくれない一輝くんにどんどん体が冷たくなるのを感じる。
ヤバイ、一輝くん絶対怒ってる。
「浮気はしてないし、過去の話だよ?」
「過去の話だとしても、結局何も変わってない。
また同じことしたと?みのる先輩と」
「してない!たしかに過去のあたしはひどかったけど、今は一輝くんだけだよ!?
あたしがどれだけ一輝くんのこと好きなのか知ってるのに、ほんとにそんなこと言うの?」
誤解を招くようなことをしてたあたしが悪いんだけど、そんなことを言う一輝くんに悲しくなって、胸が苦しくなる。
つい声を震わせてしまったあたしの方をようやく見ると、一輝くんはピタリと足をとめた。
「......すみません、帰ってもらえますか。
みどり先輩と二人にしてください」
固い表情の一輝くんに自分の勝利を確信したのか、元カレメガネは満足そうに笑うと、大人しく自転車に乗って帰っていった。
本当は一輝くんにすぐに弁解しないといけないんだろうけど、何を言っていいのか分からず、あせるばかり。
いつもの駅の方向へと、無言で足を進める一輝くんの雰囲気が重くて、声をかけられない。
「......彼氏の友達に、心変わりを?」
ようやく口を聞いてくれたけど、あたしの方を全く見てくれない一輝くんにどんどん体が冷たくなるのを感じる。
ヤバイ、一輝くん絶対怒ってる。
「浮気はしてないし、過去の話だよ?」
「過去の話だとしても、結局何も変わってない。
また同じことしたと?みのる先輩と」
「してない!たしかに過去のあたしはひどかったけど、今は一輝くんだけだよ!?
あたしがどれだけ一輝くんのこと好きなのか知ってるのに、ほんとにそんなこと言うの?」
誤解を招くようなことをしてたあたしが悪いんだけど、そんなことを言う一輝くんに悲しくなって、胸が苦しくなる。
つい声を震わせてしまったあたしの方をようやく見ると、一輝くんはピタリと足をとめた。


