プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「ま、そっちはいいや。
それより、別れるってマジでいってんの?」

「マジだけど?
てかアンタ、なんで今さらそんな過去のこと言い出したのよ?」

「過去って、まだ一週間もたってなくね?
よく考えたら、俺ら上手くいってたのに、理由も言わずにいきなり別れるっつっても納得できねーんだけど」


二年になってから敦士とはクラスも離れたし、野球部に入部した日、つまり別れてから特に接触はなかった。

なんで今さらそんなことを言い出したのか分からないけど、文字どおり納得してないという顔の敦士に、確かに理由も言わなかったのは悪かったと素直に反省する。


「あたしにとっては、一秒前から過去のことなの。
納得できなかったなら、そこは謝る、ごめん。
理由は、あたしの王子さまに出会っちゃったから。以上。
マジ恋しちゃったの」

「はぁ?誰だよ、王子って。
同じクラスのやつか?」


と、予想通り聞き返されたので、あたしはまっすぐにキャッチボールをしている一輝くんを指した。