プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

だけど、やっぱ人のグローブでやるもんじゃない。
手のサイズ違いすぎて、ものっそいやりにくい。


「......っあ!」


ぶかぶかのグローブで投げにくい思いをしながらやっていると、ついに受け止めそこねてボールを弾いてしまった。


「ごめん!強すぎました!?」


ケガは!?と急いで駆け寄ってきてくれた一輝くんに、平気とグローブを外した方の手を上げてアピールしてみせる。


「一輝くん、やっぱこのグローブダメだ。
手に合ってないから、やりにくいわ。
マイグローブじゃないと......」


平気と言ってるのに、あたしの手を入念にチェックしている一輝くんに笑顔を見せると、一輝くんはあたしの手をぎゅっと強く握りしめた。


「一輝くん?」

「......ごめん」


いきなり暗い表情で謝られても、戸惑うよね。
そこまで深刻になんなくても。


「なにが?だから、本当にケガはないって」


言葉の途中で急に抱きよせられ、一輝くんのおおきな体で抱きしめられて、ようやく気づいた。


あ、これ、違うやつだ。
なんであたしいつもの一輝くんに戻ったなんて、安心しちゃってたんだろ。

そんなわけなかった、まだ全然凹んでんじゃん。