プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「ええっ!?どういう意味?
大丈夫なの?にっしー、イジメとかあってるの?」


そんな動揺しているあたしよりも、なぜかさらに動揺しているみのる。

熊みたいにウロウロとその場を歩き回っている。


「ん?別に大丈夫だよ。
あたしがイジメられるような女に見える?

大きな問題起こせば、大学の推薦ももらえなくなるだろうし、リョーコもあたしなんかのために大学を棒に振る覚悟はないでしょ。

どうせさっきみたいなプチ嫌がらせしかできないよ、大丈夫」


みのるが動揺してくれたおかげで、自分はやけに冷静になれた。自分よりもあわててる人をみると、自分は冷静になれるよね。


全員とは言えないけど、ここ一応県一番の進学校ってこともあり、ほとんどの人が難関大学を目指してる。

高二のこの時期に問題起こせば、推薦どころか受験さえも難しくなるし、まさかそこまでバカなことはしないでしょ。県内トップの星が丘にまできといて。


出来ることといえば、さっきみたいな地味で陰険な嫌がらせくらいだ。それくらいだったら負けるあたしじゃない、と言ってみても、まだみのるは困ったような顔をしている。