プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

しゃーない、いきますか。


「にっしー」

「みのる。どうしたの?」


重たい箱を持って歩いていたら、後ろから走ってきたみのるに声をかけられ振り向くと、さりげなく箱を持ってくれた。

さすがみのる、うちのクラスの薄情な女子たちとは違うわ。


「僕たちのチームはすぐに負けちゃってヒマだったから、途中から試合見てたんだ。優勝おめでとう」

「ありがとう、みのる何出てたの?バレー?」

「うん、そう。さっき一輝もいたよ、けっこう活躍してた」

「そうなの?うわっ、見たかったー」


野球以外のスポーツやってる一輝くんって、実は見たことない。バレーで活躍する一輝くん、ちょっと見たかった......。


普段は全然気にならないけど、こういう時学年が違うのが悲しくなるよね。


同じクラスの女子なら当たり前に見れるのに、授業中の一生懸命勉強してる一輝くんの姿も、体育の授業で活躍する一輝くんの姿も、あたしは見れないわけだ。


彼と同じクラスには一輝くんを虎視眈々と狙う、腹黒内巻きボブがいることを思い出し、よけい悔しくなる。

もしあたしもクラスが同じだったら、あんなの蹴散らしてやれるのに。