プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

五回表、4―0。

試合前にひと波乱あったものの、みのるの調子もそう悪くなく、ランナーはたまに出しつつも未だ得点は許していない。


中盤戦に突入したこの回は、先頭バッターをフォアボールで出して、そのランナーが犠牲バントで二塁に進んで、ワンアウトランナー二塁。

そして迎えるこの回四人目のバッターは、四番。
ちょっと小太りで足はあんまり速くないみたいだけど、さっきもいい当たりしてたバッターだ。


そんなことを考えていたら、ツーストライクに追い込んでからの球を、カアンと気持ちのいい音でジャストミート。

......あっ、いかれたかも。

予想通り、打球はセカンドの頭を越えて、ライト方向に転がった。ライト前に落ちた球を、そのままライトが捕球して、中継に入ったセカンドに投げる。


一塁を回ったランナーは二塁に走るけど、足が遅すぎるのか二塁で刺せそうな感じ、あ、でも二塁にいたランナーもホームに帰ってきそう。

どっち投げるかな。


「セカン!」


打球の行方を目で追っていると、キャッチャーマスクをとった一輝くんは二塁を指す。

セカンドも指示通り、二塁カバーに入っていたショートの敦士に投げて、二塁はフォースアウト。