「俺には声かけてくれないの?」
二人ともいってしまったので、またグラウンドに視線を戻すと、真横から聞こえたきた声は、さわやかさの中にもブラックさを醸し出した笑みを浮かべるもう一人の幼なじみのものだった。
「初戦突破オメデトウゴザイマス」
「なんでそんな他人行儀なの?」
真顔でそう言うと、秀はあたしのすぐ隣に座ってきたので、人ひとり分席を横に移動して、秀から距離をとる。
「天下の銀月館の四番打つような方と知り合いだなんて、恐れ多くてとても言えませんよ」
「ははっ」
あたしの他人ですアピールにも全く動じず、面白そうに笑う秀。
もう、こいつといると、ほんとペースが乱される。
その時ちょうどベンチから出てきた一輝くんと目が合ったので、笑顔で手を振ると。
「一輝くん、がんばって」
あたしよりも先に一輝くんに声をかけた秀を見ると、一輝くんは一瞬固まってから、軽く頭を下げてベンチに戻っていった。
「ちょっと。何考えてんの」
ニコニコと一輝くんに手をふりながらも、いつのまにかまた距離をつめてきた秀をにらんでから、また距離をあけておいた。今度は人二人分の距離を。
二人ともいってしまったので、またグラウンドに視線を戻すと、真横から聞こえたきた声は、さわやかさの中にもブラックさを醸し出した笑みを浮かべるもう一人の幼なじみのものだった。
「初戦突破オメデトウゴザイマス」
「なんでそんな他人行儀なの?」
真顔でそう言うと、秀はあたしのすぐ隣に座ってきたので、人ひとり分席を横に移動して、秀から距離をとる。
「天下の銀月館の四番打つような方と知り合いだなんて、恐れ多くてとても言えませんよ」
「ははっ」
あたしの他人ですアピールにも全く動じず、面白そうに笑う秀。
もう、こいつといると、ほんとペースが乱される。
その時ちょうどベンチから出てきた一輝くんと目が合ったので、笑顔で手を振ると。
「一輝くん、がんばって」
あたしよりも先に一輝くんに声をかけた秀を見ると、一輝くんは一瞬固まってから、軽く頭を下げてベンチに戻っていった。
「ちょっと。何考えてんの」
ニコニコと一輝くんに手をふりながらも、いつのまにかまた距離をつめてきた秀をにらんでから、また距離をあけておいた。今度は人二人分の距離を。


