第二試合目三塁側応援席、試合開始十分前。
普段は着ないセーラー服も、ここのところ公式戦で勝ち進んでいるので、着る機会が多くなった。
衣替えがすんだばかりの冬制服の短いスカートのひだを気にしながら、スタンドの最前列、ベンチの一番近くに座る。
椅子に座って待っていると、誰かが階段を上る足音が聞こえたので、なんとなくそちらを見ると。
「あっ!おつかれ、裕貴!みこ!
試合見てくの?」
青いエナメルの部活バッグを肩にかけ、銀月館の制服のブレザーを着た弟と幼なじみ兄妹を発見したので、大きく手を振る。
「おう。今日敦士先輩投げんの?」
あたしのいる方に近づいてくると、エナメルバッグに手をかけながら、三塁側ベンチの方を一度見た裕貴。
「途中からは分かんないけど、先発は違うよ、うちのエース。裕貴はたぶん知らない人だと思う」
「ふーん......、ここからだとピッチャーの投球フォーム見づらいから、あっちの方座るわ」
「分かった、じゃあまた後でね」
少し離れた方を指した裕貴にうなずいてから、裕貴の後を追うみこにも軽く手を振る。
普段は着ないセーラー服も、ここのところ公式戦で勝ち進んでいるので、着る機会が多くなった。
衣替えがすんだばかりの冬制服の短いスカートのひだを気にしながら、スタンドの最前列、ベンチの一番近くに座る。
椅子に座って待っていると、誰かが階段を上る足音が聞こえたので、なんとなくそちらを見ると。
「あっ!おつかれ、裕貴!みこ!
試合見てくの?」
青いエナメルの部活バッグを肩にかけ、銀月館の制服のブレザーを着た弟と幼なじみ兄妹を発見したので、大きく手を振る。
「おう。今日敦士先輩投げんの?」
あたしのいる方に近づいてくると、エナメルバッグに手をかけながら、三塁側ベンチの方を一度見た裕貴。
「途中からは分かんないけど、先発は違うよ、うちのエース。裕貴はたぶん知らない人だと思う」
「ふーん......、ここからだとピッチャーの投球フォーム見づらいから、あっちの方座るわ」
「分かった、じゃあまた後でね」
少し離れた方を指した裕貴にうなずいてから、裕貴の後を追うみこにも軽く手を振る。


