プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「みのるっ!こんなとこにいたの」


トイレに行くと出ていったはずのみのるは、予想通りトイレどころか球場の外にまで出て、球場わきの水道のとこにいた。


「って、なにやってんの。
水浴びするような気温じゃないっしょ」


ユニフォームのまま、頭から水を浴びるみのるに近づき、水道の蛇口をひねる。


「はい、これ使って」


試合中に使うかもしれないと首から下げていたmyタオルをとって、黙りこんだままのみのるの頭に、背伸びしてそれをかける。

ありがとう、とただひとことだけ発してから、また黙りこんでしまったみのるにどうしたものかと思っていたら、意外なことにみのるの方から口を開いた。


「......さっき。
冷静じゃなかった、どうかしてた」

「ん?うん、そうだね。
それは、敦士が原因で?」

「いや、違う。
自分の弱さのせいだ」


みのるは、あたしのタオルを頭からかぶったまま、それをおさえてうなだれる。