「うん......、そう、だね......」
小声でつぶやくと、再び自分のグローブに視線を落としたみのる。
そんなみのるの背中を、ATSUSHIはバシッと叩いた。
「なんでお前そんなナーバス入ってんだよ。
もしかしてビビってんのか?気合いいれてこーぜ!」
ため息をつきながらも、背中に置かれた敦士の手を迷惑そうに振り払うみのる。
「......。
緊張くらいするよ、こんな大きい舞台は久しぶりだから」
「そんな気負う必要なくね?
今日の相手、俺らが準決で勝ったとこじゃん。
それよりも二回戦からが、強豪ばっかで問題だよな」
負けたら終わりの夏の甲子園予選とは違って、秋はうちの地区の場合、近隣の四県のベスト4までが出場できる。
つまり県で優勝しなくても、準決勝まで残れば、そのあとは負けても地方大会に出場できるわけだ。
なのでくじの組み合わせによっては、県大会で対戦したとこと再戦なんてこともありえる。
「準決勝では勝ったけど、野球の試合は、今日勝ったからって明日も勝てるわけじゃない。油断してると、足元すくわれるよ」
「んなこと言われなくても分かってんだよ。
俺が言いたいのは、いちいちナーバス入る必要なくねってこと」
たぶん敦士としては元気づけようと思ってんのに、みのるの冷たい言い方にイラッとした模様。眉間にシワをよせる敦士に、二人の間の空気がじょじょにピリピリしたきたのを感じる。
そろそろとめとくべきかな。
でも、下手にあたしが止めるよりかはもうちょい二人に任せるべきか。
......ったく、こっちのがハラハラするよね。
のんきにニコニコと一年と話してる一輝くんと、熱心に県大会のスコアブックを見ている理穂をちらっと見てから、ピリピリした二人に再び視線を戻した。
小声でつぶやくと、再び自分のグローブに視線を落としたみのる。
そんなみのるの背中を、ATSUSHIはバシッと叩いた。
「なんでお前そんなナーバス入ってんだよ。
もしかしてビビってんのか?気合いいれてこーぜ!」
ため息をつきながらも、背中に置かれた敦士の手を迷惑そうに振り払うみのる。
「......。
緊張くらいするよ、こんな大きい舞台は久しぶりだから」
「そんな気負う必要なくね?
今日の相手、俺らが準決で勝ったとこじゃん。
それよりも二回戦からが、強豪ばっかで問題だよな」
負けたら終わりの夏の甲子園予選とは違って、秋はうちの地区の場合、近隣の四県のベスト4までが出場できる。
つまり県で優勝しなくても、準決勝まで残れば、そのあとは負けても地方大会に出場できるわけだ。
なのでくじの組み合わせによっては、県大会で対戦したとこと再戦なんてこともありえる。
「準決勝では勝ったけど、野球の試合は、今日勝ったからって明日も勝てるわけじゃない。油断してると、足元すくわれるよ」
「んなこと言われなくても分かってんだよ。
俺が言いたいのは、いちいちナーバス入る必要なくねってこと」
たぶん敦士としては元気づけようと思ってんのに、みのるの冷たい言い方にイラッとした模様。眉間にシワをよせる敦士に、二人の間の空気がじょじょにピリピリしたきたのを感じる。
そろそろとめとくべきかな。
でも、下手にあたしが止めるよりかはもうちょい二人に任せるべきか。
......ったく、こっちのがハラハラするよね。
のんきにニコニコと一年と話してる一輝くんと、熱心に県大会のスコアブックを見ている理穂をちらっと見てから、ピリピリした二人に再び視線を戻した。


