プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「......告白されました」

「ふーん、......そうなんだ」


ついに観念したのか、気まずそうに視線をさまよわせる一輝くん。

告白済みだったのか。
裏でグチグチ言うだけのよくいる陰湿系女子かと思ったのに、やっぱ認識を改めないと。

あたしに直接接触してくるわ、宣戦布告のように彼女もいる球場にくるわ、イイ根性してる。

ガチであたしと張り合う気なの?


「俺にはみどり先輩がおるけん、はっきり断っとうよ」


無言で考え込んでいると、一輝くんがあたしの顔をのぞきこみながらも、つないでいる手に力を込める。


「え?うん。
そのわりには、仲良さそうだったね」


球場に応援にくるだけならまだいい、だけどいくら試合に感動したにしても、フツー彼女のいる前で抱きつくか?

だいたいその感極まった感じに抱きついたのだって、計算かもしれないし。


「いや......ちょっと......、思い込みが激しい子みたいで、なかなか分かってくれんとですよ」

「そうなの。へー」


思い込みが激しいねぇ、思い込みが激しいってよりも、計算高いんじゃないの。

女には女にしか分からない本性がある。
一輝くんは全く気づいてないみたいだけど、あたしはあの女の性格の悪さを知ってるから。

言葉につまりながら言い訳する一輝くんを自然と冷たい目で見てしまう。