「うん......」
ためらいがちにうなずいてから、理穂は視線をさ迷わせる。
「あのね、前も言ったと思うけど、私人と話すのが苦手で。それでこんな自分を変えたくて野球部のマネージャーになったの。最初はそれだけだったの。でも......」
「うん」
暗い表情で、言葉につまりながら話す理穂をせかさずに、一言だけ相づちをうった。
「夏の試合の時に本当に感動して。
それで、野球が好きになったの。
でも、同時に敦士くんのことも好きに......、なったんだ」
「うん」
冗談っぽい感じなら今まで何度もあったけど、理穂の口からはっきりと敦士が好きだと聞いたのは、これが初めてかもしれない。
とっくに昼休みが終えたことを知らせるチャイムはなり終わっていたけれど、あたしも理穂もここを動こうという気は全くなかった。
重くなってきた空気に、ふうーと息を深く吐いてから、腕を組んで、ただ理穂の言葉の続きを待つ。
ためらいがちにうなずいてから、理穂は視線をさ迷わせる。
「あのね、前も言ったと思うけど、私人と話すのが苦手で。それでこんな自分を変えたくて野球部のマネージャーになったの。最初はそれだけだったの。でも......」
「うん」
暗い表情で、言葉につまりながら話す理穂をせかさずに、一言だけ相づちをうった。
「夏の試合の時に本当に感動して。
それで、野球が好きになったの。
でも、同時に敦士くんのことも好きに......、なったんだ」
「うん」
冗談っぽい感じなら今まで何度もあったけど、理穂の口からはっきりと敦士が好きだと聞いたのは、これが初めてかもしれない。
とっくに昼休みが終えたことを知らせるチャイムはなり終わっていたけれど、あたしも理穂もここを動こうという気は全くなかった。
重くなってきた空気に、ふうーと息を深く吐いてから、腕を組んで、ただ理穂の言葉の続きを待つ。


