プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「一輝くんもみのるも一年も、敦士もみんな心配してる。
理由があるなら、ちゃんとそれを言って。
しばらくこれないなら、それでもいい。
辞めるなら辞める、休むなら休む。
ちゃんと自分の口で言いなよ。

言っとくけど、このままグダグダに辞めるなんて、あいつらが許してもあたしは許さないから」


回りから好奇の視線を感じながらも、黙りこんだままの理穂に少し強めにそう言うと、理穂はいったん顔を上げてから、またうつむいた。


「......ごめん、私お手洗いいくから」

「理穂!待ちなよ!」


休んでいる理由は一切答えず、逃げるように一番近いトイレに早足で向かう理穂の後をあたしも追う。


「西川!廊下を走るな!廊下の端からやり直せ!」


ちょうどそこに通りがかった体育教師に、小走りになっているところを見つかり、やり直しを言いつけられる。

てか、理穂も同じようなスピードなのに、なんであたしだけ?

ムカつく~。
優等生ファッションの理穂とギャルのあたし、校則はゆるくても、やっぱ先生からのイメージの差はあるのね。


「......はーい」


急いでんのに!と思いながらも、廊下の端からやり直す。


毎度思うけど、このやり直しって意味あんの?
無駄にやり直しをさせられたことにイライラしながらも、トイレまで歩くと、あたしより先にきたはずの理穂が、まだ入り口のとこに突っ立っている。


「理穂?」