プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

胸にモヤモヤしたものが引っかかったまま、部活を終わらせ、帰宅途中。

一輝くんはいつものように校門を出ると、そっとあたしの手を握る。


「今日体調悪かと?」


いつもはもっとあたしから一輝くんにまとわりつくのに、そうしなかったから不審に思ったのか、一輝くんは心配そうにあたしをのぞきこむ。


「えっ?全然?元気だよ。
今日金子くんにトス上げしてたんだけど、良い位置に上げられなくって凹んじゃって。体なまってんのかな」

「今からバッティングセンターでも行きます?
それとも、キャッチボールでもしますか?」


あたしのそんなわざとらしい言い訳にも一輝くんは何も疑わず、解決案を考えてくれる。

さすが一輝くん、解決方法が体育会系。
しかも部活やったあと、バッティングセンターってどれだけ元気なの。


「今日はいいや、また今度いこ。

......あのさぁ一輝くん、あたしと付き合ってること、もしかしてみんなに言ってる?」

「はい、聞かれた人には。
ダメでした?学校も部活も恋愛禁止じゃなかったはずですよね?」


あたしが怒ってると勘違いしたのか、ちょっとあせったような一輝くんにダメじゃないよと首を横にふる。