いたいた。
走っていくと、さっきの一年女子二人組に追いついた。
校門に向かっておしゃべりしながらのんびり歩く二人の姿を確認すると、見つからないように校舎の陰に身を隠す。
「ね、さっきの人だよね。一輝くんの彼女。
近くでみると相当可愛いじゃん、完全負けてる。
やっぱり私小野くんのことあきらめようかなぁ」
「えー、あんなの化粧濃いだけじゃん。
化粧落としたらブスだよ。
ミサの方が可愛いって、絶対。
勝ってる勝ってる」
ミサと呼ばれた、ちょい茶髪で内巻きボブの方は、そうかなー?なんて言いながらもまんざらでもない声を出している。
なるほど、こっちが一輝くん狙いの子ってわけ。
ここからだと二人ともどんな顔してんのか分かんないけど、人のことブスって言えるほどの顔してんの?
さっきちらっと見た限りでは、フツーだったけど。
てか、あたしのすっぴん見たことあんのか。
「それにー聞いた話だけど、あの人彼氏かえるの相当早いらしいよ?たぶん小野くんともすぐ別れるんじゃない?
中学の時に援交とか、中絶も何回かしたんだって」
「えー?ほんとー?ヤバくない?」
ほんとほんと、とミサじゃない方がうなずくと、キャハハと楽しそうに悪意に満ちた話は盛り上がっていく。
......ひどい言われよう。
男かえるの相当早いのは否定できないけど、さすがにあたしもエンコーと中絶はナイわ。
どこから出た噂なのか分からないけど、尾ひれがついたなんてもんじゃなく盛ってある噂に、文句を言う前にあきれてしまう。
走っていくと、さっきの一年女子二人組に追いついた。
校門に向かっておしゃべりしながらのんびり歩く二人の姿を確認すると、見つからないように校舎の陰に身を隠す。
「ね、さっきの人だよね。一輝くんの彼女。
近くでみると相当可愛いじゃん、完全負けてる。
やっぱり私小野くんのことあきらめようかなぁ」
「えー、あんなの化粧濃いだけじゃん。
化粧落としたらブスだよ。
ミサの方が可愛いって、絶対。
勝ってる勝ってる」
ミサと呼ばれた、ちょい茶髪で内巻きボブの方は、そうかなー?なんて言いながらもまんざらでもない声を出している。
なるほど、こっちが一輝くん狙いの子ってわけ。
ここからだと二人ともどんな顔してんのか分かんないけど、人のことブスって言えるほどの顔してんの?
さっきちらっと見た限りでは、フツーだったけど。
てか、あたしのすっぴん見たことあんのか。
「それにー聞いた話だけど、あの人彼氏かえるの相当早いらしいよ?たぶん小野くんともすぐ別れるんじゃない?
中学の時に援交とか、中絶も何回かしたんだって」
「えー?ほんとー?ヤバくない?」
ほんとほんと、とミサじゃない方がうなずくと、キャハハと楽しそうに悪意に満ちた話は盛り上がっていく。
......ひどい言われよう。
男かえるの相当早いのは否定できないけど、さすがにあたしもエンコーと中絶はナイわ。
どこから出た噂なのか分からないけど、尾ひれがついたなんてもんじゃなく盛ってある噂に、文句を言う前にあきれてしまう。


