プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

今日パパの高校時代のチームメイトだったと発覚したばかりのヒロシおじさんの娘で、あたしたちの幼なじみの一人の加藤みこ。


あたしのひとつ年下で、弟の裕貴とタメ。
ついでに本人は否定してるけど、裕貴の片思いの相手。


ちなみに、もう一人の幼なじみで、みこの兄の秀徳(ひでのり)も銀月館の野球部だから、兄弟で同じ部活ってことになる。


「俺の好みがどうとか、そんな問題じゃねぇよ。
半端ねぇ飽き性のみどりが、人のサポートなんてすぐ飽きるに決まってる。

お前が今までまともに続いたことあんの中学の時のソフトぐらいだろ。つか、中学の時全国行ったのに、なんでソフトやめたんだよ?」

「ソフトは好きだったけど、なんか全国行ったらもういいやってなっちゃったんだよね。
星ヶ丘にソフトあったら続けても良かったけど、うちないじゃん?」

「......そういうやつだよな、お前は。
わかってたけど。

むかしっから、人をピアノだの水泳だの誘っといて、自分は飽きたとかいってさっさとやめやがって。
犬だの猫だの拾ってきては、飼い主探してんの全部俺だからな。

飽きるの早いくせに要領だけはいいから、よけいムカつくんだよ。
俺が必死になって勉強して、やっと中の下くらいの成績とってんのに、テメーはロクに勉強もしねーで一位二位ってどういうことだよ」


何でも要領よくこなすけどひとつのことが長続きしない姉のあたしに対して、野球以外はそこまでだけど何事にも努力を惜しまない弟の裕貴。

裕貴は呆れたようにあたしを見て、後半妬みが入りながらも長年の恨みをグチグチ言い出した。