プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「ていうか、アンタの方はどうなの?
理穂のこと好きなの?」

「好きっつーか......、ミッチーは憧れだな。
高嶺の花っつーの?振り向いてくれないからこそいいんだよな。簡単に振り向いたら、それこそミッチーの魅力が落ちる。分かる?」

「ごめん、全然分かんないわ。
なら今のままでいいってこと?
理穂からコクられても付き合わないんだ?」


熱く理想を語る敦士をバッサリ切ると、敦士は信じられないとでもいうような目であたしを見る。


「は?それは付き合うだろ」

「どっちよ」

「ミッチーってもっとお高くとまってんのかと思ってたのに、話してみるとそうでもなくね?
積極的かと思えば、二人になるとオドオドし出すし、なんつーかほっとけないんだよな。

......もしかして、ミッチーって魔性の女じゃね?
いけそうでいけないようなミッチーに振り回される俺を見て、楽しんでるみたいな感じ?

俺としたことがそんな女に......いや、それはそれでオイシイな。清楚で守ってあげたい系可憐美少女のミッチーもいいけど、魔性の女のミッチーも捨てがたい。

ミッチーにはこのまま高嶺の花で振り向いてほしくないような、俺の彼女になってほしいような。
はぁ......俺はどうすればいいんだ......。
分かるか?この気持ち」

「だから、全然分かんないってば」


この暑さで頭わいちゃってるのか汗を流しながら、一人で熱弁しだした敦士を冷めた目で見ながら、あたしも顔の汗を首にまいたタオルでぬぐう。