プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「実は......」


勝手に言っちゃっていいものかどうか。
でもこのままだと、色々とマズイ気がする。

迷いながらも口を開きかけた時、後ろからあたしと敦士の肩に綺麗な腕が回された。


「ねぇねぇ、二人して何の話してるの?
やけちゃうな」


相変わらず敦士の前では異様に積極的な理穂サン。
清楚な黒髪ポニテを揺らしながら、真っ白な肌を火照らせアヒル口でプンプンアピール。

......なんなんだろ、この子。

夏休み前まではほぼあたしとしかしゃべんなかったのに、他の部員ともしゃべれるようになったのはいい傾向にしても、やっぱ敦士がいると妙にはっちゃけちゃってるよね。他の人の前ではフツーなのに。

あたしが言えたことじゃないけど、このどぎついアピールはもうちょいなんとかならないの?


「おお......、ミッチーか。ミッチーも入る?
今日もミッチー可愛いなって話してたんだよ」

「えー?ほんとー?
嬉しいけど、私高田監督に買い物頼まれちゃったから行かなきゃ。じゃあにっしー、私ちょっと行ってくるね?」


いってらっしゃーい、と軽く手を振るあたしの横で、いつまでもデレデレと理穂を見ている敦士。