「似てねぇよ、ふざけんな」
「はは......、うらやましいよ」
「はぁ?どこがだよ。だったら、お前のとこのと交換してくれ」
ため息連発の敦士を穏やかな笑みを浮かべてみつめるみのるに、敦士が返した言葉は、ただの何気もないやりとり。
他のみんなにとっては気にとめることでもない。
でも、みのるパパがどんなのか知ってるあたしとしては、ちょっと危うく感じてしまうよね。
「おじいちゃん定年する前は野球部の監督やってたんでしょ?いいじゃん、夏休み中だけでもノックとかきてもらえば」
話題をそらそうと割り込んでいくと、なぜか敦士があせったようにあたしに顔を近づける。ノックは禁句だ、と。
「あのジジイ、ノック大好きなんだよ。
そんなん言ったら、マジで毎日くるからな」
「そうなの?
でももう一輝くんが、おじいちゃんに声かけてるみたいだけど」
ヒソヒソ声で訴えかけるような目で全力で拒否している敦士に、フェンス裏のおじいちゃんと楽しそうに笑っている一輝くんを指す。
「お......ちょ、待て!一輝!早まるな!」
よっぽど嫌なのか、それを見つけた敦士は全速力で一輝くんをとめにいく。
「すごい人だね、敦士くんのおじいちゃん。
でもノックにきてもらえれば、助かるよね」
「そうだよね、うちはコーチもいないしね。
そうしてもらえたらいいよね」
おじいちゃんを嫌がる敦士をよそに、理穂とみのるがのんきにそんなことを言っていた。
......がんばれ、敦士。
「はは......、うらやましいよ」
「はぁ?どこがだよ。だったら、お前のとこのと交換してくれ」
ため息連発の敦士を穏やかな笑みを浮かべてみつめるみのるに、敦士が返した言葉は、ただの何気もないやりとり。
他のみんなにとっては気にとめることでもない。
でも、みのるパパがどんなのか知ってるあたしとしては、ちょっと危うく感じてしまうよね。
「おじいちゃん定年する前は野球部の監督やってたんでしょ?いいじゃん、夏休み中だけでもノックとかきてもらえば」
話題をそらそうと割り込んでいくと、なぜか敦士があせったようにあたしに顔を近づける。ノックは禁句だ、と。
「あのジジイ、ノック大好きなんだよ。
そんなん言ったら、マジで毎日くるからな」
「そうなの?
でももう一輝くんが、おじいちゃんに声かけてるみたいだけど」
ヒソヒソ声で訴えかけるような目で全力で拒否している敦士に、フェンス裏のおじいちゃんと楽しそうに笑っている一輝くんを指す。
「お......ちょ、待て!一輝!早まるな!」
よっぽど嫌なのか、それを見つけた敦士は全速力で一輝くんをとめにいく。
「すごい人だね、敦士くんのおじいちゃん。
でもノックにきてもらえれば、助かるよね」
「そうだよね、うちはコーチもいないしね。
そうしてもらえたらいいよね」
おじいちゃんを嫌がる敦士をよそに、理穂とみのるがのんきにそんなことを言っていた。
......がんばれ、敦士。


