プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「うん、大丈夫。
もう干渉しないってさ。
これからは、いちいちやることに口出されないし、ラッキー」

「......そう」


全然ラッキーとは思ってなさそうな固まった表情のままのみのるに、複雑な気分になったけど、あたしがあんまりゴチャゴチャ言うのも違うような気がして黙っておくことにした。


「......あのさ」

「ん?」

「聞かないの?
......中学の時のこと」


そう言ってうつむいたみのるの顔は暗い。

中学のこと、ね。
夏大の時も意味深なこと言ってたし、気にならないわけでもないけど......。


「聞かない。
みのるが言いたくないなら、聞かない。
みのるも昔のあたしのこと聞かないじゃん。

それに、昔のみのるに何があっても関係ない。
あたしが好きなのは、今のみのるだから」

「......ありがとう」


笑顔を作ると、ようやく穏やかな笑みを見せるみのる。


みのるが聞いてほしいって言うんならいくらでも聞くし、今となってはあまり思い出したくないあたしの黒歴史もみのるが聞きたいってならいくらでも話してもいい。


だけどそんなに聞いてほしそうでもないし、カレカノじゃなくて、仲間で友達のあたしとみのるの距離感はこれくらいがちょうど良い気がした。

別にいちいち聞かなくたって、みのるのことは信頼してる。