プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「飲み物持ってくるね」

「みのる、まって。あたしもいく」


誰かがしっとりしたバラードを歌う中、席を立ったみのるに、ちょうど飲み物が空いたあたしも席を立つ。



「ごめんね、みのる。
急に理穂がこれなくなって、なんかぬか喜びさせたみたいになっちゃって」

「そんなことないよ、来てよかった。
誘ってくれてありがとう」


廊下に置いてある、飲み放題のフリードリンクを入れながら、おだやかに笑うみのるにちょっと安心。

誘ったのあたしってこともあって、責任感じてたのもあったし?


「それなら良かった。
みのるって女の子とあんまり話さないかと思ったら、そうでもないんだね」

「え?普通に話すよ。僕ってそんな風に見える?
それを言うなら、にっしーこそイメージと違った。
ハデだし、もっとキツい子かなと思ったけど」


言っちゃなんだけど、最初のみのるの印象って変にクールぶった優等生のイメージだった。

だけど話してみたらそうでもなくて話しやすいし、そっちこそと返してくるみのるはやっぱりイメージとは違う。


「思ったけど何?
まー、ハデなのもキツいのも間違ってはいないね」

「はは。
あのさ......誘ってくれてありがとう、にっしー」


どんなイメージに変わったのかは言わずに、メガネの下で柔らかく笑っている目に不覚にもドキッとした。

みのるって地味だけど、よく見たらイケてんだよね。
話しやすいし、理穂のことがなければすぐに彼女くらいできそう。