私が向かったのは新選組。

そこで、彼らの動きを把握し尚人様にお知らせするという仕事のためだ。

一つ問題がある。

それは、女の私がどのようにしてそこへ、潜りこむか。

長州から、京への道のりの中でそればかりを考えていた。


私は、一つだけいい案を思いついた。

すぐに、愛鳥である鷹のラリヤを呼び手紙を結びつけ、尚人様の元へ飛ばした。


きっと上手く行く。

そう、信じるしかなかった。