「なんか用?」
「一馬くん、私と話してたのに
どっか行っちゃうし...
ねえ何であたしより大原さんなの?」
「もうやめよう。そういうの。」
「え...なに言ってるの。」
「俺は梓紗が好き。やっと気づいたんだ。
大切にしたい。守ってやりたんだ。」
「やだよ!!!私だけを見てよ!
カラダだけでもいい!!!行かないでよ!」
「俺はお前の彼氏でもなければ
おもちゃでもないんだよ。ただの友達なんだよ。」
「なんでそんなに冷たいの。
大原さんのどこがいいのよ!!!」
「......全部。」
「え?」
「強がってるだけで根はいいやつだし。
本当はアイツ友達だってほしいんだよ。」
「私だって同じじゃない!」
「梓紗は、深い関係を求めようとしないんだ。」
「一馬くん!!お願い。目を覚まして。」
「それはお前だよ。上原。」
そう言って屋上を後にし、梓紗を探した。
この日俺と梓紗は上原の逆鱗に触れてしまったんだ。

