「桃原さん、分かってますか?その服装。」
「あっ、はい。ですから先ほど言ったように申し訳なく思ってます。お仕事の場に相応しくない格好だったなと。社会人として恥ずべきだと。」
だから素直に謝ったのに…。目の前の課長はまだ納得いかないご様子で…。
「別に恥ずべき格好ではありませんが少し問題はありますね。」
ん?なんと?
「分かってますか?僕を始め、あの会場にいた男性の殆どが桃原さんより身長が高いってこと。」
何が言いたいの?
「はい、確かに私は160ちょっとなので。そうなりますよね。」
「今だってそうですがそのセーターの胸元。少し開き過ぎかと。」
と、私の胸元に視線を送る課長。
「えっ、やだ、本当に?」
自分ではそんなに意識していなかったけど確かに襟ぐりがゆったりとしたデザインのため、私よりも身長がずっと高い人が近い距離から見るとーーーー際どい。
少し前屈みになるだけで胸元が見えてしまう。
「気付いてなかったのですか?」
呆れ顔の課長。
「はい、すいません。」
「それにこのスカートの丈はなんです?」
あっ、やっぱり?
「短いですよね。本当にすいませんでした。」
こちらは少々自覚があっただけに謝るしかない。
「全く。他の男性達からの視線を遮るのに困りました。」
「えっ?」
な、なんて言った?
「今後、僕がいない時にそんな男の視線を集めるような格好はしないように。でないとーーー」
そう言いながらスーっと人差し指で私の首筋をなぞる。その指は私の胸元へと降りていき、そのまま襟ぐりを指でひっかけほんの少し下げられた。
「な、何するんですかっ。」
「教えてあげるんです。こういう格好をしてくるとどうなるか。どうやら桃原さんは分かってないようなので。」
そう言うと少し下げた私の胸元に課長の唇がーーー
「……っ。」
チクリとした痛みを感じた。
ま、まさか。
「あっ、はい。ですから先ほど言ったように申し訳なく思ってます。お仕事の場に相応しくない格好だったなと。社会人として恥ずべきだと。」
だから素直に謝ったのに…。目の前の課長はまだ納得いかないご様子で…。
「別に恥ずべき格好ではありませんが少し問題はありますね。」
ん?なんと?
「分かってますか?僕を始め、あの会場にいた男性の殆どが桃原さんより身長が高いってこと。」
何が言いたいの?
「はい、確かに私は160ちょっとなので。そうなりますよね。」
「今だってそうですがそのセーターの胸元。少し開き過ぎかと。」
と、私の胸元に視線を送る課長。
「えっ、やだ、本当に?」
自分ではそんなに意識していなかったけど確かに襟ぐりがゆったりとしたデザインのため、私よりも身長がずっと高い人が近い距離から見るとーーーー際どい。
少し前屈みになるだけで胸元が見えてしまう。
「気付いてなかったのですか?」
呆れ顔の課長。
「はい、すいません。」
「それにこのスカートの丈はなんです?」
あっ、やっぱり?
「短いですよね。本当にすいませんでした。」
こちらは少々自覚があっただけに謝るしかない。
「全く。他の男性達からの視線を遮るのに困りました。」
「えっ?」
な、なんて言った?
「今後、僕がいない時にそんな男の視線を集めるような格好はしないように。でないとーーー」
そう言いながらスーっと人差し指で私の首筋をなぞる。その指は私の胸元へと降りていき、そのまま襟ぐりを指でひっかけほんの少し下げられた。
「な、何するんですかっ。」
「教えてあげるんです。こういう格好をしてくるとどうなるか。どうやら桃原さんは分かってないようなので。」
そう言うと少し下げた私の胸元に課長の唇がーーー
「……っ。」
チクリとした痛みを感じた。
ま、まさか。



