「それで、当日のアポは取れてるの?うわっ、甘っ。」
雉原さんがそう言いながら出来立てのトリュフを一つ摘まみ口に入れる。
「はい、バレンタインデー当日に約束してもらってます。」
「へぇ、やるじゃん。」
甘いと言いながらも二つ目のトリュフを口に入れる雉原さん。口では言わないけれど美味しいと思っている証拠だ。
雉原さんの隣では乾くんがお茶を淹れながらその様子を満足げに眺めている。
結構、この二人ってお似合いなんだよねぇ。
雉原さんは女性にしては背が高いけれど、元バレー部の乾くんはそれ以上に長身なので二人並ぶとまるでモデル同士みたいに見える。
この前、一瞬、雉原さんは乾くんの事を好きなのかなって気がしたけど…実際はどうなのかな。
にしても、こうしてこの二人をみてるともう何年も付き合ってるような雰囲気があるよね。
なんか初々しいカップルというより、あうんの呼吸で分かりあえる熟年夫婦みたいな。
「じゃあ、今回これでもう一度、桃原さんが気持ちをちゃんと伝えて晴れて本当のカップルって訳ですね。」
乾くんがお茶とチョコを運びながら聞いてくる。
「本当のカップル?」
「そうですよ。課長とその後、ちゃんと話したんですか?」
「ちゃんとって何を?」
「桃原さんと課長って取り敢えず、期間決めて付き合ってるんですよね?それで今回、課長と思いが通じあったって言ってたけど、ちゃんと付き合うとか話したのかなと思って。」
そっか。
そう言えば、私を好きだと言ってくれたけど期限付きのことに関しては何も話してないよね?
当然、来月迎える3ヶ月と言う期限が来ても付き合ってるよね?
そうだよね?
そのつもり…よねぇ?
雉原さんがそう言いながら出来立てのトリュフを一つ摘まみ口に入れる。
「はい、バレンタインデー当日に約束してもらってます。」
「へぇ、やるじゃん。」
甘いと言いながらも二つ目のトリュフを口に入れる雉原さん。口では言わないけれど美味しいと思っている証拠だ。
雉原さんの隣では乾くんがお茶を淹れながらその様子を満足げに眺めている。
結構、この二人ってお似合いなんだよねぇ。
雉原さんは女性にしては背が高いけれど、元バレー部の乾くんはそれ以上に長身なので二人並ぶとまるでモデル同士みたいに見える。
この前、一瞬、雉原さんは乾くんの事を好きなのかなって気がしたけど…実際はどうなのかな。
にしても、こうしてこの二人をみてるともう何年も付き合ってるような雰囲気があるよね。
なんか初々しいカップルというより、あうんの呼吸で分かりあえる熟年夫婦みたいな。
「じゃあ、今回これでもう一度、桃原さんが気持ちをちゃんと伝えて晴れて本当のカップルって訳ですね。」
乾くんがお茶とチョコを運びながら聞いてくる。
「本当のカップル?」
「そうですよ。課長とその後、ちゃんと話したんですか?」
「ちゃんとって何を?」
「桃原さんと課長って取り敢えず、期間決めて付き合ってるんですよね?それで今回、課長と思いが通じあったって言ってたけど、ちゃんと付き合うとか話したのかなと思って。」
そっか。
そう言えば、私を好きだと言ってくれたけど期限付きのことに関しては何も話してないよね?
当然、来月迎える3ヶ月と言う期限が来ても付き合ってるよね?
そうだよね?
そのつもり…よねぇ?



