「あのっ、とにかく、雉原さんの提案聞きませんか?私、気になります。」
頼りになる人が誰もいないとなれば私がこの場をどうにかするしかない。
「桃原さん、君は彼女の事を知らなすぎる。」
「ああ、病院送りになった人がいるとか、後、軟禁騒ぎ起こしたとか、でしたっけ?」
この前、そんな事を課長言ってたよね?
「ちょっと、三鬼、モモに何、吹き込んでんのよ。人を犯罪者みたいに。」
「あっ、いえ、そんなつもりじゃなくて…えっと。」
どうしよ、余計な事、言ってしまった。
「っで、杏香さんの提案ってなに?」
漸く乾くんが助け舟を出してくれた。
て言うか…早く言えよっ。
「純太、ほんと何回いわせんの。会社では雉原さんだろ?」
「だったらまず、君が直すべきだろう。」
いつもながら冷ややかに課長が言う。
「はあ?あんただって二人きりだとモモちんとか言ってんじゃないの?案外、ムッツリっぽいもんねぇ、三鬼課長は、ね。」
「誰がムッツリだと?」
いかん、完全に会議室が凍り始めた。
「えっと、そうそう。それで、雉原さんの提案ってなんですか?」
特に悪びれた様子もなく乾くんが二人の会話に割って入った。
君の心臓、毛が生えてんじゃないの?
しかし、その問い掛けに気を良くした女王様が、
「うふ、それはねぇ……みんなで初詣に行って甘酒でも飲んで、その後、うちで鍋でも突っつきながら熱燗飲んで新年会しましょっ。」
甘酒に鍋に熱燗……
あっ、なるほど。
要は飲みたいのですね、女王様は。
となるとーーー
課長の顔を覗き見るとやはりかなり引きつってる。
頼りになる人が誰もいないとなれば私がこの場をどうにかするしかない。
「桃原さん、君は彼女の事を知らなすぎる。」
「ああ、病院送りになった人がいるとか、後、軟禁騒ぎ起こしたとか、でしたっけ?」
この前、そんな事を課長言ってたよね?
「ちょっと、三鬼、モモに何、吹き込んでんのよ。人を犯罪者みたいに。」
「あっ、いえ、そんなつもりじゃなくて…えっと。」
どうしよ、余計な事、言ってしまった。
「っで、杏香さんの提案ってなに?」
漸く乾くんが助け舟を出してくれた。
て言うか…早く言えよっ。
「純太、ほんと何回いわせんの。会社では雉原さんだろ?」
「だったらまず、君が直すべきだろう。」
いつもながら冷ややかに課長が言う。
「はあ?あんただって二人きりだとモモちんとか言ってんじゃないの?案外、ムッツリっぽいもんねぇ、三鬼課長は、ね。」
「誰がムッツリだと?」
いかん、完全に会議室が凍り始めた。
「えっと、そうそう。それで、雉原さんの提案ってなんですか?」
特に悪びれた様子もなく乾くんが二人の会話に割って入った。
君の心臓、毛が生えてんじゃないの?
しかし、その問い掛けに気を良くした女王様が、
「うふ、それはねぇ……みんなで初詣に行って甘酒でも飲んで、その後、うちで鍋でも突っつきながら熱燗飲んで新年会しましょっ。」
甘酒に鍋に熱燗……
あっ、なるほど。
要は飲みたいのですね、女王様は。
となるとーーー
課長の顔を覗き見るとやはりかなり引きつってる。



