お助け倶楽部の事件簿

「香那枝は小さいな」

立ち上がったら身長の差がさらに目立つ。

たしかに平均身長よりはかなり低いし、おまけに童顔。


でも、それを初対面で普通言う?


いや、言わない!


「ほうっておいてください」

私の怒りにも興味ないのか、もう手をひっぱって歩き出そうとしている。


「ど、どこ行くんですか?」

その手を止めて、なんとか尋ねる。

「どこって」

涼は振り返ると当たり前のように、

「君が入部するクラブに決まってるでしょ」

と、言った。