ああ。 生徒と間違えていたからあの態度だったのか。 たしかにジャージ姿の小柄な私だし……。 「よし、これからも『お助け倶楽部』で一緒にがんばろうぜ!」 「勉強もしっかりとすること」 そう言うと、涼は「ひでぇ」と空を仰いで嘆いている。 教師としてこの学校に赴任してきてよかった、と心から思えた。 もう一度、空の月を眺める。 明日も、きっといい天気になるだろう。 完