「事件解決、っと」 涼が私の髪をまたくしゃくしゃっと触った。 なんだかそれが今では心地よいのが不思議。 「香那枝さん、お疲れ様でした」 亜実も笑う。 帰り道は漂っていた煙も消え、空には大きな満月が浮かんでいた。 「なんかよかった。すごくホッとしちゃった」 胸をなでおろすしぐさをした私に、涼も優しく微笑んだ。 「香那枝が入ったことで、とりあえずうちも部として認められたし万々歳だな。顧問が見つからなくって困ってたからさ」