お助け倶楽部の事件簿

「でも、昨日の様子じゃ杏璃ちゃん、火事でも起きないと絶対外には出てこないと思う」

私の言葉にきょとんと涼がこちらを見た。


あれ?


なんかまずい事言ったのかな……?


「今、なんて言った?」

「あ、あはは。ただの冗談だよ。火事でも起きないと出てこない、って言ったの」

「それだ!」

興奮した声をあげて涼が勢いよく立った。

「香那枝さん、名案です」

亜実が両手をパチンと合わせた。