お助け倶楽部の事件簿

「ちょっと前から風邪が流行っているからだと思います」

私がいることに気づいてなかったのか、女子は一瞬驚いたような顔をした。

「ああ。最近風邪流行ってたから」

周りの子も、うんうんとうなずいている。


「そう……」


それから、何人かのクラスメイトに聞いて回ったけれど、答えはどれも同じだった。

教室を出て廊下の端に場所を移すと、涼は考え込むように腕を組んだ。

「どういうことなんだろうね」

そう言うが、涼は首をかしげてブツブツつぶやいている。