天「じゃあ俺からいい?」
琥珀「どうぞ?」
天「向日葵っていうのは本名なのか?
あいつ言ってただろ??5人いるって。
全てを鵜呑みにするわけじゃないけどさ、"向日葵"っていうのは人格の名前なのか??」
…核心をつくな、。
まぁ、みんなが1番気にするところだよなぁ…
納得したように天の言葉に頷いていると、右隣から強い視線を感じた。
顔を隣へと向けると、バチッとこーと目が合った。
何か言いたそうなその目に俺はニコリと笑って返す。
何?と目で問いかけると、こーが目を細めて俺を睨みつけた。
わかってるくせに、さっさと言えよ。と目で言ってくる。
はいはい。と俺は首を縦に振り、くるりと椅子を回した。
陽向「"向日葵"という名は俺の"姉"が付けた名前だよ。ひまは俺たちと初めて会った時に名前を名乗らなかったから。」
「「「「「「「「「「!!??」」」」」」」」」」
神楽「陽向、お姉さんいたの!?」
伊織「つーか、兄妹じゃねぇのかよ!?」
俺に"姉"がいたことを知らない青星のみんなは勿論、言ってなかった琳歌や星藍たちも驚いている。
…当たり前だ。
俺に"姉"がいたことを知ってる今生きてる人は、ひまとこーだけだ。
他は、俺に"姉"がいたことなんて知らない。
俺が"姉"が死んですぐに記憶を失ったから。