久遠「それからすぐ、僕たちは騎士さんに電話し、伝言を伝えました。」
騎士「俺は、電話を貰ってすぐこのPCを開いたが、特に何も無かった。」
コンコンッと持ってきた鞄に入っているPCを鞄の上から叩く。
響「、は?無かったのかよ??」
話の筋からしてあるのかと思ったのか、ぽかんと目を丸くして俺を見た響。
…まあ、向日葵は時間を考えてやっただけのことだったんだろーな。
永遠「僕たちが入った時、社長は自分のデスクに居たからよくは分からなかったんですけど、社長は会社だけで使う騎士さんのPCに送ったんですよ。」
久遠「だから騎士さんが持ってるPCには何も送られてなかったんです。」
双子が交互に説明すると、納得したようにこいつらは頷いた。
全員が理解したのが分かった俺は再び話し出す。
騎士「そのことに気づいた俺は急ぎの仕事だと思い、すぐに会社に行った。
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「あ、騎士さん!おはようございます」
「おはようございます。
騎士さん、電源入れときましたよ」
会社につき、真っ直ぐ社長室へと向かった俺を出迎えたのは俺のデスクに群がってる2人だった。
「悪いな。助かる」
俺は颯爽にPCに送られているものを確認した。
……だが、送られたものに書いてあったのはたった一文だけ。
『デスク引き出し2段奥』
どんな重要資料かと思ったら、ただのメッセージだった。