永遠「社長に会ったのは僕たちが出勤してすぐで、時間は10時過ぎだったと思います。
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ガチャッ
「「おはようございまーす。」」
誰もいないと思って開けた社長室。
久遠「え、えっと…?」
でも、社長室には人がいました。
…誰だかは始めは分かりませんでした。
「…はよ。永遠、久遠」
「「!!社長、!?」」
ですが、僕たちの名を呼んだ声はよく聞き覚えのある、社長でした。」
春暁「なんでわからなかったんだ?」
久遠「まさか社長なんて思いもしなかったんですよ。だって社長、一番に嫌ってた白色のワンピースを着てたんですもん。」
そう。
あの時僕たちが社長だとすぐに気づけなかったのは、社長が普段なら有り得ない服を着ていたからだった。
出会った時から白色と桃色のものは1つも持たなかった社長が、白色の服、しかもワンピースなんて。
飛鳥「あ、そういえばこっちに来た時も白のワンピースだったな」
京「つーか、確か白とピンクは嫌いなんじゃなかったのか?」
思い出したかのように飛鳥さんたちは琥珀さんへと目を向けた。
恐らく、琥珀さんがこの人たちに言ったのだろう。
…まあ、同居してるらしいし、知ってるのは当たり前だよね。
琥珀「…そんで?なんか話したのか??」
永遠「あ、はい。続けますね。
「社長、、どうしたんですか?」
「…今から帰るとこなんだ」