クール男子の取扱説明書




「今井くん!」



今井くんを探すべく、走っていると階段の曲がり角から聞こえた女の子の声。




「好きです。付き合ってください……!」


「ごめん」




女の子は、私がいる反対側の廊下を走っていった。


きっと、あの女の子はこれから泣くんだろうな……。



私は、ギュッと唇を噛みしめて、そんなことを思った。